賃貸物件の上手な活用法
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入居前の手続き
『電気』 …ブレーカーやブレーカー周辺に申込ハガキがあります。住所・氏名を記入のうえ、送付してください。(ハガキがない場合は電力会社へ電話してください。
『ガス』 …入居の2~3日前に指定されたガス業者へ電話し、器具の取付・取り扱いの説明を必ず受けてください。(ガス開栓に際しては必ず本人の立会いが必要です。)
『水道』 …室内に名義変更届けのハガキがあります。住所・氏名を記入のうえ、送付してください。(ハガキがない場合は、市役所または役場の水道部へ電話してください。)
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2 共同生活のエチケット
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ゴ ミ
ゴミは決められた場所に、定められた曜日・時間を守り、分類して出してください。 ①可燃ゴミ、分別ゴミ、ビン・カン等、ゴミの分類の方法は地域によって異なります。ご近所の方やクリンクルセンター、不動産会社などに確認してください。 ②リサイクルの回収や粗大ゴミについては、別のルールがある場合もあります。クリンクルセンターに確認してください。
室蘭市・登別市のゴミの分別・回収日はコチラ(クリック)
騒 音
テレビ、ステレオ、ピアノなど、音を大きくし過ぎますと隣近所の方たちに大変迷惑をかけます。昼間はそれほど気にならない音でも夜は騒音になります。夜間は特に注意しましょう。 ①深夜の入浴やトイレの排水、洗濯機、ドアの開閉、階段の利用に注意。 ②ステレオ、ラジオ、テレビ等を早朝または深夜に聞く場合は音量をしぼるかヘッドホンを。 ③ピアノ、ステレオ、ラジオ、テレビ等の音の出るものは、壁から離して置きましょう。 ④階下への音を和らげるために椅子やテーブルなどの脚にゴムキャップをつけましょう。
水漏れ
コンクリートは、見かけによらず水を通しやすく、ほんの少しの水でも階下に水漏れするほどです。床に防水処理をしているところは浴槽だけで、そのほかの場所は無防備です。水をこぼさないように上手に使うようにしましょう。 ①バルコニーの排水はゴミの吹きだまり。目皿のまわりは清潔に。 ②洗濯機は給水・排水ホースを確かめて!!
ペットの飼育
ペットの飼育については、契約書にも書かれていることを必ず守ってください。なお、ペットの飼育が可能な場合でも、放し飼いにして共用部分に出したり、鳴き声やニオイ、排泄物など隣近所に迷惑をかけないでください。
排水・汚水
『入居者全体が迷惑する「排水・汚水管詰まり』 排水管や汚水管の詰まりは、雑排水や汚水がよその部屋へ逆流したり、浄化槽が故障して居住者全体に大変な迷惑をかけることになります。 ①トイレは水溶性のトイレットペーパーのみを使用してティッシュペーパーや生理用品など は絶対に流さないようにしましょう。 ②直接排水口に廃油(天ぷら油等)を流すことも排水管の詰まりの原因となります。また、 浄化槽のあるマンションでは、塩酸、クレゾール等の薬品を流すと、浄化槽の浄化機能が低下して悪臭等を発生させる原因となります。また、トイの消臭剤等にも注意しましょう。
『排水管が詰まったときは?』 万が一、排水が詰まったときは、上下各階の方にも使用を取りやめていただき、直ちに緊 急連絡先に連絡してください。もちろん、修理に要する費用は配水管を詰めた方の負担となります。なお、その原因がどこのお宅か判明しない場合は、そこの階あるいはその棟全部の方で、共同負担していただくことになりますので、十分にご注意を願います。また、この種の事故で、階下の住宅へ漏水し、家具等に損害を与えた場合の賠償責任についても同様です。
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3 住まいのメンテナンス
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鍵
玄 関
『シリンダー錠の調子が悪いときは』 鍵の差し込みがきつくなって、スムーズにいかないときは、シリンダー上の中にゴミが溜まったりサビついていることがよくあります。こんなときは、鉛筆の芯を削って粉を作り鍵の両側につけてから錠に差し込み回してください。たいていの場合は直るはずです。うっかり油等をさしたりすると、かえってゴミがついて益々ダメになります。また、ノブが空回りするときはノブのネジをしっかり締め直してください。
『玄関の床(タタキ)』 通常、玄関の床部分(タタキ)は防水をしてありません。汚れがヒドイときは、洗剤を含ませた雑巾で拭き取りましょう。階下への水漏れとなりますので、水洗いは避けてください。
鍵
あなたの住宅の鍵は、あなたの生命財産を保護し、プライバシーを守ってくれる大切なものです。鍵を紛失したり、盗難にあった場合は、直ちに管理会社(または家主)に連絡してください。また、鍵に物件の名称、部屋番号や名前を書いた札を付けることは、紛失したとき危険ですから絶対にしなしでください。なお、あなたが鍵を紛失したため、防犯上危ういと思われるときは、シリンダー部分の取替を自費で行っていただきます。
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結露・カビ対策
結露とは?
空気中の水蒸気が冷えて水滴となり、窓ガラスや壁面に付着する現象です。マンションでは、外壁の内側に断熱材を入れて結露防止対策をしていますが、特に冬や梅雨の時期に多く、カビやダニが発生する原因となっています。
結露・カビの防止方法
完全には防止することは難しいのですが、次のような点に注意しある程度防ぐことができます。 ①ガスストーブや石油ストーブは水分を多く発生しますので、よく換気を行ってください。 ②台所で煮炊きをするときは、必ずレンジフードや換気扇を回してください。 ③新築のマンションの場合、コンクリート壁自体によく水分を多く含んでいますので、室内 で洗濯物を干したり加湿器等の使用はなるべく避けましょう。 ④晴天のときは必ず窓や押入れ、襖等を開放して換気をしましょう。 ⑤家具を置くときは、壁にぴったり付けずに5~10㎝程度の隙間をあけましょう。 ⑥押入れには木製のスノコを敷いたり壁に立てかけ、押入タンス等はキャスターを付けて 通気を良くしてください。 ⑦アルミサッシや窓ガラスには結露が発生しやすいので、こまめに水滴を拭き取るようにしましょう。また、窓のカーテンにはカビやホコリがつかないようにあらかじめ防水スプレー(フッ素系)をしておくと良いようです。 ⑧入浴の際には必ず扉を閉めましょう。また入浴後は換気扇を回しましょう。お風呂のため湯もご注意ください。 ⑨部屋の湿度を管理する上で、湿度計・温度計は必需品です。また、エアコンや除湿器で湿度はコントロールしましょう。
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ダニ予防
一般的にダニの発生は6月~10月、特に高温多湿の夏がピークといわれますが、機密性の 高いお部屋では冬でも暖房等で快適な環境が保たれているため、1年を通じてのダニ予防策が必要です。
ダニの予防策
①畳の上にカーペット等を重ね敷きをしている場合は、ダニが繁殖しやすいので特に念入りに掃除機をかけるようにしましょう。(掃除機は紙パック式の方が効果が高い。) ②市販の防虫紙を畳の下に敷くようにしましょう。(定期的な取替が必要です。) ③布団や毛布は週2回程度は日光で乾燥させる。また、布団乾燥機を使うようにしましょう。特に羽毛布団やソバから枕にはダニが発生しやすいので注意しましょう。 ④ダニの予防のためには、「結露・カビの防止」も参照してください。また、ゴキブリやダニ等の住まいの害虫が大量発生して手に負えないときは、専門の業者へ依頼した方が良いでしょう。 ⑤長期間の旅行などで不在にする時は、出かける前に大掃除を。押入れやタンスの除湿 剤、防虫剤、また畳の防虫紙を取替えてダニの発生を予防しましょう。
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台所
排水管の詰まり・悪臭防止
排水管に野菜くずやゴミ等が流れないように、流しの排水口のゴミ受けカゴや、市販のゴミ取りネット等を利用してこまめにゴミを取り除きましょう。万が一排水口の下には排水管が詰まったときは、市販のラバーカップ等で取り除いてください。また、排水口の下には排水管からの臭気を防止するトラップが付いている場合があります。流れが悪いからといって、これを外したままにすると排水管の詰まりや悪臭の原因となります。排水管にこびりついた汚れ落としたり、悪臭を防止する為には市販のパイプ洗浄剤のご利用が効果的です。
ステンレスの流しのお手入れ
中性洗剤を使ってスポンジかやわらかい布で油気と汚れを拭き取り、水で洗い落としてください。クレンザーを使用する際は、キズをつけない粒子の細かいものをご利用ください。また、ステンレス表面に鉄製のものを長時間置くとサビが発生する原因となりますので、ご注意ください。
水道の蛇口を閉めても水が止まらないときは?
水道の蛇口の水漏れは、パッキンのゴムが古くなり磨滅している事が主な原因です。漏れ ている部分や蛇口の種類によって修理の方法が異なりますので、詳しくは管理会社(または貸主)へご相談ください。
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浴室
浴室の床排水口の目皿にたまる髪の毛等はこまめに取り除きましょう。また、目皿を取外ししたまま使用しますと、排水管を詰まらせる原因となりますので、お掃除後は元に戻しておきましょう。
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水洗トイレ
水洗式トイレは正しく使いましょう
①トイレットペーパー(巻取紙)以外のものは、流さないでください。 ②トイレの床は防水加工をしていませんので、お掃除の際は水洗いをせず、雑巾などで拭き取るようにしてください。
水が止まらないときは?
タンクのフタを取って、中の排水弁がしっかり止まっているかを確認し、チェーンがからまっっていたら正しい状態に戻してください。また、トイレ用の洗浄剤等をタンクに入れた場合、タンク底の排水弁に挟まり、水が止まらなくなる場合がありますのでご注意ください。改善しない場合は、止水洗をドライバーで右へ回して(蛇口タイプもあります)水を止めた後、管理会社(または貸主)へご連絡ください。
便器内の水位があがってきたら…
汚物や大量に流したトイレットペーパーが詰まっている恐れがある為、決して水を流さないでください(汚物があふれてしまう為)。この場合、市販のラバーカップを使って排水口に強く押し当て、引っ張り上げる操作を数回繰り返し改善してください。
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